妻のFFデビュー

この度、私にとってかねてからの願望であった「夫婦でフライフィッシング」が実現したので、私達夫婦のフライフィッシングにまつわる出来事をブログに記録していくことにしました。

 

私はフライ歴16年の渓流ファンですが、経験年数に見合うだけの実力を持ち合わせていません。しかし、そんな私はフライフィッシングの楽しさを妻と共有したいと思っており、いつか夫婦揃ってフライフィッシングを楽しむのが夢でした。

 

結婚して2年目になるこの夏、思っていたよりも早々に夢が叶い、晴れて妻がFFデビューしました。

釣り全般に全く関心を持っていなかった妻がフライフィッシングを始めるに至ったのは、結局のところ私に対する妻の寛容さのおかげですが...。

 

ともあれ、外堀を埋めるように少しずつ妻のフライ用品を揃えていったことが功を奏し、妻もだんだんとその気になってくれたようです。

 

念願のFFデビューは、私がメインフィールドとして通っている奥出雲の渓にしました。

釣行先は、遊歩道沿いの緩やかな流れの中でヤマメがライズを繰り返すような環境なので、渓流魚を観察する上でも初釣行にはおあつらえ向きと考えました。

 

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Photo : プールに定位するヤマメをサイトで狙う妻

 

初めてフライロッドを握る妻は、無論その扱いに難儀しましたが、ひとまず楽しんでもらうのが先決だと考えた私は、僅かな距離でヤマメを狙えるプールに案内しました。

鼻先の水面で流下する虫を無心に捕食するヤマメを目前にすると、妻もおのずと夢中になり、懸命にフライを流れに乗せていました。

 

アプローチを繰り返すうちにフライは理想的なレーンに乗り、何度かヤマメがフライをくわえました。しかし、アワセのタイミングをとるのが難しく、フッキングには至りませんでした。

 

そうして二人とも釣りに没頭すること数時間、気付けば釣り始めの11時からお昼も食べずに時計の針は16時を回っていました。

妻も時間を忘れて夢中になっていたと驚いた様子で、もっと釣りたいとしきりに言っていたので、私は大変嬉しく思いました。

 

初めての夫婦揃ってのフライフィッシング釣行、釣果が気にならないくらい充実した時間になりました。

ただ、そうは言えども次回こそは初ヤマメを釣らせてあげたいと思いつつ、初釣行を終え帰路につきました。

 

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Photo : 指導者としての面子を保たせてくれたヤマメ