二人揃って嬉しい出来事

妻のFFデビューからひと月余り、しばらく期間が空きましたが、二度目の釣行に出掛けることになりました。

 

前回の釣行にて、目前でフライをくわえたヤマメを釣り損ねたことが相当悔しかった妻は、今回も例の釣り場に行きたいと言いました。

 

今回は流れが緩やかなプールでのサイトフィッシングに加え、渓流フライフィッシングの基本となるナチュラルドリフトの練習を兼ねて、より流れのあるポイントにも挑戦しました。

 

ティペットに結ばれたフライが川の流れに対して不自然な流れ方をすると渓流魚が警戒心を抱くので、できる限り自然に流れるようにラインを操作する、云々と説明しました。

体で覚えたことを人に教えるのはこれほどまでに難しいことなのかと痛感した次第です。

 

あまりくどくどと説明しても面白くないかなと思い、ときどきフォローしながら妻の釣りを見守ることにしました。

 

妻が選んだポイントは、落ち込みの流れが岩壁にぶつかって流れ下るような場所でした。

その岩壁の岸際にフライを流していたところ、不意にフライが姿を消しました。

妻がロッドを立てるとラインにテンションがかかりました。

流れに揉まれたドライフライが沈み石に引っかかったと思った妻でしたが、なんとティペットの先にはヤマメの姿がありました。

 

二度目の釣行にして、思いがけず初ヤマメを手にした妻は大喜びでした。

 

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Photo : ネットに収まった記念すべき初ヤマメ

 

妻が初ヤマメを釣り上げたところで、ひと安心した私は一旦妻の元を離れて下流の釣り場に向かいました。

私が向かったポイントでは、以前から目をつけていた大ヤマメの姿が茂みの陰に見えました。

 

水中に刺さった枝の奥の岸際を泳ぐヤマメに向かって、パラシュートタイプのアント#14を流しました。

ファーストキャストでフライはフィーディングレーンに乗り、ヤマメの頭上に差し掛かったところでフライは飛沫とともに消えました。

 

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Photo : 勢いのあるヤマメがロッドを曲げる

 

私のもとに駆けつけた妻が応援してくれる中、ヤマメを無事ランディングすることができました。

釣れたのは33cmの綺麗なヤマメでした。

 

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Photo : 尺ヤマメの迫力には妻もびっくり

 

私が尺ヤマメを釣り上げたところで時間的にも納竿の頃合いだったので、退渓することにしました。

今回の釣行では、妻は初ヤマメを、私は尺ヤマメを手にすることができ、二人揃って満足できる結果となりました。

 

次回は、より本格的な渓流に挑戦する予定です。