初めての釣り上がり

今回は三度目の釣行で、フライフィッシングに対して徐々に慣れてきたであろうということで、本格的に渓流を釣り上がることにしました。

 

遊歩道沿いの浅い流れで練習をしてきた妻にとって、瀬と淵が連続するような複雑な流れの中で釣りをすることは、これまでとは異なる雰囲気での釣りとなります。

 

私は、森閑とした渓の心地よい空気の中に身を置く素晴らしさを妻にも体験させてあげたいと思っていました。

 

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Photo : 奥出雲の森を流れる清らかな渓

 

妻は慣れない渡渉に苦労しつつも、笑顔で釣りを楽しんでいました。

前回の釣りの成果か、私が細かなアドバイスをしなくとも、すでにヤマメが付くポイントを狙って懸命にアプローチを試みていました。

 

キャストが難しい場所こそサポートしたものの、妻自身が思うように釣りをしている様子を見て、私は嬉しく思いました。

 

妻が流すフライに何度かヤマメが出るも、あわせ損ねて悔しそうにしていましたが、それでも新たなポイントでキャストを繰り返していました。

 

複数の落ち込みからの流れが合わさる好ポイントを丁寧に流したところ、ドラグフリーで流れるCDCカディス#16をヤマメがくわえるのが見えました。

妻はすかさずロッドを立て、ラインを引いてあわせました。

 

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Photo : ヤマメをランディングする妻

 

ついに妻は、フライに出たヤマメに対してしっかりとあわせることができました。

「釣れた」ではなく、「釣った」という感覚を味わった妻は大変満足そうでした。

 

私が初めてヤマメを釣るに至ったまでの時間を考えると、妻は随分と早くにヤマメを釣り上げてしまいました。

きっと、私よりセンスがあるのでしょう。

 

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Photo : 感激する妻の手中に収まるヤマメ

 

今回の釣りで、渓流フライフィッシングの楽しさも難しさもしっかり味わえたように思います。

かく言う私は、一日通して釣果なしでフライフィッシングの難しさが身にしみる結果となりました。

 

おそらく次回の釣りで一般の渓流シーズンは終了し、管理釣り場での釣りがスタートします。

旅行を兼ねた遠征釣行も計画したいところです。